頭痛の症状は東洋医学専門の鍼灸で改善!
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院には、頭痛で来店される方もたくさんいらっしゃいます。
「雨が降りそうなどんよりとした天気になると頭痛がひどい。」
「生理が近づくと頭痛がする。」
「急に頭痛が起こり、吐き気がしてしんどくてたまらない。」
など、頭痛の感じ方、症状は様々です。
頭痛が起こると、何もやる気がしないくらいしんどいという方、時には寝込んでしまうほど酷い症状もあるようです。
そこで今回は、頭痛の東洋医学での改善法について解説していきます。頭痛の症状でお悩みの方はぜひ参考にしていただければと思います。
Contents
頭痛の種類について
頭痛は、「筋緊張型の頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」の3つに分類されます。多くは「筋緊張型の頭痛」と「片頭痛」と言われています。
「筋緊張型の頭痛」は、肩こりの延長で僧帽筋などの大きな筋肉が緊張し、起きている頭痛です。「片頭痛」は、発作的におこる拍動性の頭痛で、時に救急車を呼ぶほど症状が激しいことがありますが原因はよく分かっていません。
レントゲン検査、CT・MRIでもはっきりしない?
頭痛に悩んで病院へ行く場合、多くは脳神経内科や脳神経外科、整形外科などを受診されることが多いと思います。
しかし、頸部(けいぶ)のレントゲン、首・頭のMRI、CTを撮って検査をしても、頭痛の原因が分からないことも多いようです。「怖い病気はなさそうだから・・・。」と、鎮痛剤を処方されて終わりというケースもあるそうです。
頭痛の原因はストレートネック?
頚椎(首の骨)は本来自然なカーブを描いているのですが、最近は、スマートフォンやパソコンのやりすぎによって、自然なカーブが失われてしまう状態になる若い人が多いようです。
いわゆる、ストレートネックです。
「あなたは、首の骨がまっすぐになっているので頭痛が起きるのでしょう。」
「運動してください。」
「パソコン、スマホはほどほどにしてください。」
と言われ、簡単なマッサージなどの施術や、湿布などで対応されることも多いようです。
救急処置が必要な頭痛には注意!
慢性的な頭痛、季節や時期によっておこる頭痛と区別して考えていただきたい危険な頭痛があります。
- 急激に発症し、症状がかなり強い頭痛
- めまい、吐き気、ふらつきを伴なう頭痛
- しゃべりにくさ、身体の動かしにくさを伴なう頭痛
- 意識障害をともなう頭痛
などの症状です。
これらの場合、脳出血、くも膜下出血、脳梗塞など脳卒中の可能性があります。こういった症状を感じたときは、速やかに病院へ行く、救急車を呼ぶなどの対応が必要です。
慢性的な頭痛の治療とは分けて考えてください。
女性に多い片頭痛
片頭痛の男女比は、男性が約1~2割、女性が約8~9割といわれています。圧倒的に女性に多い病気なんですね。
東洋医学では、片頭痛は婦人科系の生態バランスが関与していると考えています。
女性は、生理周期によって頭痛が起きるという人がとても多くいます。
生理痛や生理不順、子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症などの婦人科系の症状で悩んでいる方で頭痛持ちの方は多いのです。
東洋医学では、全身の症状を聞き治療を行っていきますので、「頭痛だ」「婦人科」だけを治そうとはしません。全身の症状にアプローチしていきます。
東洋医学では、「生理前、排卵前に頭痛が起きる」場合は、生理痛が起きないような体を作ることを治療の主にします。婦人科系を整えるツボに治療をすることで頭痛が起きない体になっていきます。
その結果、『婦人科系の症状を治すことで⇒頭痛も治る』、という事になるのです。
婦人科系の症状がない男性の場合、東洋医学特有の呼吸器系と肝臓系のツボを使って治療をします。東洋はり灸整骨院では約90%の人が改善しています。私の12年間の経験の中で治らなかった患者さんは1人だけです。
低気圧によっておこる頭痛のメカニズム
低気圧によって頭が痛くなるという人は多いのですが、西洋医学では解明できない現象です。
西洋医学(病院)は、「環境と人体・季節と人体・時間と人体」を関連付けて考える概念に乏しく、個体に起こる症状を中心にみているので、低気圧でおこる頭痛などについては分からないのです。
東洋医学の考え
しかし、東洋医学は違います。
環境、季節、時間、すべて人体に作用していると考えています。人間の体は約80%が水でできています。台風や低気圧が近づいて雨が降ったり、天気が悪くなると「環境に存在する水が近づいてくる」という状態になります。
環境の「水」と体内の「水」が対抗する「水 対 水」の状態となり、体がうまく水を処理できなくなってしまうのです。これを東洋医学では、「水毒(すいどく)」と言います。この水毒が体の中で悪さをして頭痛を起こさせていると考えているのです。
そこで体内の水のはけ、水のさばき、水をコントロールできるような経路治療をします。そうすると低気圧が近づいてきても、うまくコントロールをして頭痛を防ぐことができるわけです。
低気圧で頭痛が起きる、起きない、の違いは水をコントロールする力の差なんですね。この差を変えることができるのは東洋医学だけなのです。
筋緊張型頭痛の改善法
「筋緊張型頭痛」の場合は、肩こりの治療をすると自然と頭痛もなくなっていきます。
肩こりは、食生活・生活習慣・姿勢・睡眠状態・心理的緊張などいろいろな原因によっておこると言われていますが、東洋医学では気の流れが停滞していることが大きな原因と考えます。
ですので、東洋医学の鍼灸で気の流れを改善し、肩こりを治していくのです。
マッサージや整体などの西洋医学では一時的には効果はありますが、なかなか根本的には改善しないのです。これは、他人の力で一時的に気の流れを良くしたにすぎないからなのです。
東洋医学は自分で気の流れをスムーズにする体作りを目指している根本的治療なのです。
頭痛に関する解説動画
頭痛の鍼灸についてお話させていただきました。辛い頭痛の症状でお悩みの方はぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
- 頭痛は「筋緊張型の頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」の3つに分類される
- 脳卒中の可能性がある頭痛もあるので注意が必要
- 東洋医学で気の流れをスムーズにする体作りを!
ということをぜひ知っていただければと思います。
そして、頭痛を「持病だから」と諦めないで、ぜひ東洋医学の診断・治療を受けていただきたいと思います。
もちろん東洋医学専門の東洋はり灸整骨院でご相談いただけます。長年苦しんでいる頭痛から解放されるよう、お手伝いさせていただきます。
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