鍼灸治療で潰瘍性大腸炎を改善、20代女性の成功事例
潰瘍性大腸炎は、西洋医学では難病指定されてる大変な病気です。
自己免疫疾患という説が有力ですが、いまだ原因不明の病気です。
大腸の粘膜組織に炎症が起こり、びらんや潰瘍ができる病気です。下血、下痢、腹痛が主な症状です。
原則的には炎症を抑える薬などの内服治療となりますが、炎症が強く重症の場合は絶食の上、点滴で入院治療になります。症例によっては、炎症部分を切り取る手術が必要となります。
今回、潰瘍性大腸炎の20代女性を東洋医学である鍼灸で治療し、症状の緩和に成功したケースをご紹介します。
症状を改善された患者様のインタビュー動画もございますので、ぜひご覧ください。
Contents
潰瘍性大腸炎と診断されてから当院受診までの経過
たびたび起こる腹痛、下血交じりの下痢に悩み、病院を受診しました。
検便検査や、大腸カメラ検査を受け、潰瘍性大腸炎と診断されたそうです。
その後、潰瘍性大腸炎の治療薬、ステロイド剤などが処方され、病院で食生活について指導を受けました。
20代の若い女性にとって、下血や下痢の症状は大変苦痛です。外出やデートも控えるようになってしまいました。また、仕事中、腹痛が起きたらどうしようという不安が強くストレスを感じていたそうです。
そして、何とか症状を改善させたい、という思いで当院を受診されました。
東洋医学が考える潰瘍性大腸炎とは?
東洋医学では、炎症が起こっている大腸だけに着目しません。
身体は全て繋がっているため、関連した症状がないか細かくチェックしていきます。
問診で、その他の症状を確認していくと、彼女の場合は、
「鼻炎、花粉症、肩こり、皮膚が弱い、風邪を引きやすい、ぎっくり腰をする、眠りが浅い、手足が冷える、生理痛、頭痛」
などの症状が確認できました。
そして、問診で得た症状を考慮し、鍼灸治療を開始しました。
週一回の鍼灸治療、何と3回目で効果実感
鍼灸治療を、3回程施術した後に「下血が減ってきた」「下痢しにくくなった」と症状の改善を自覚されたようです。
その後も、根気強く週一回の治療を重ねていき、
「生理痛、肩こり、風邪を引きやすい、鼻炎、花粉症」
などの症状も改善しながら、次第に潰瘍性大腸炎の症状が無くなってきました。
下血や下痢が改善したことにより、活動範囲は病気にかかる前と同じ状態になっていきました。
西洋医学との併用が必要な潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎は、寛解(根本的に治ったわけではないがかなり症状が良くなる状態)と増悪(病状が悪化する)を繰り返す病気と言われています。
ですので、あくまでも完治よりも症状の寛解を目指す治療となります。症状の急激な増悪は、絶食の上、点滴加療で入院が必要です。
もちろん東洋医学には症状を緩和させる力がありますが、病気の性質上西洋医学との併用が望ましいと言えます。
潰瘍性大腸炎の動画解説
潰瘍性大腸炎の症状について、Youtubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
難病指定されている潰瘍性大腸炎の症状も東洋医学の力で改善できることを知っていただけたと思います。
病院をはじめ、他の治療院へ行っても改善されず、不安や心配を抱えるていらっしゃるのならぜひ当院にご来院ください。
当院の鍼灸治療法は潰瘍性大腸炎との相性がよく、個人差はありますがかなりの確率で症状の改善が見込めます。
潰瘍性大腸炎も東洋医学で治療できる!そのことを知って頂ければ幸いです。
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