産婦人科のエコー検査で逆子と言われた方へ
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
赤ちゃんとの対面が待ち遠しいお母さんの中には逆子と診断され、不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
西洋医学では、逆子になる原因として
- 「骨盤の小ささ、形成異常」
- 「子宮筋腫による圧迫」
- 「羊水の変化」
などが考えられていますが、はっきりとした原因は解明されていません。
今回は、東洋医学で逆子の矯正ができることについてお話させていただきます。
安心で安全な出産のため、東洋医学がお役にたてることを知って頂きたいと思います。
東洋医学「陰陽」の考え方
東洋医学は、気の概念があり、すべての物事は陰陽という2面性から成り立っていると考えられています。そして体の五臓六腑に陰陽の気が廻っているという理論があります。
お母さんと赤ちゃんも陰陽の関係で考えられます。
お母さんと赤ちゃんの体位で、赤ちゃんは頭をお母さんの足に向けている状態が正常ということは、陰陽関係を表しています。逆に、逆子は陰陽関係が崩れてしまっている状態と言えます。
東洋医学はこの陰陽関係を正常化させ逆子を治していきます。
逆子治療は早い方がいい
逆子治療は、できるだけ早い鍼灸をお薦めします。
産婦人科のエコー検査で逆子と言われたら、早めに東洋医学専門の鍼灸院にご相談下さい。
30週くらいになると、赤ちゃんの姿勢が固定し始めます。治療開始が遅くなるほど、治療成果が下がってしまいます。
早い時期に治療を行うことで、逆子が矯正しやすく、安産に備えやすいと言えます。
母子の陰陽関係が崩れる生活習慣
逆子の原因は、今までの生活で体に負担がかかり陰陽関係が崩れたことが考えられます。
「陰陽関係」が崩れる生活習慣とはどんなものでしょうか?原因の多くが「冷え」や「食生活」に関連しています。
足先を冷やすファッション、例えばサンダルやヒールの靴なども冷えの原因です。お風呂に浸からずシャワーで済ますこともよくありません。
食生活はとても大切です。冷えにつながる食生活として、「甘いものの摂りすぎ」「水分の取りすぎ」が挙げられます。基本は、穀物(玄米や雑穀など)を中心に旬の野菜や根菜、海藻類を天然醸造の調味料で味付けしたものがベストと言えます。
東洋医学で陰陽関係を整えよう
鍼灸では効果のあるツボに治療します。
また、東洋医学の視点で日常生活改善を指導をさせていただき、体質改善を目指します。
東洋医学は「逆子」だけを治すのではなく、崩れた「陰陽関係」を正常に戻す働きがあります。ですので、悩んでいた他の体の不調も同時に解消されていくでしょう。
逆子の赤ちゃんが自然に戻り、出産までの体調管理を行うために、東洋医学がお役に立てると思います。
逆子についての解説動画
逆子についてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
逆子矯正に東洋医学ができること、考え方について解説してきました。
- 崩れた「陰陽関係」を正常に戻すことが大事
- 普段の生活習慣、食生活を見直すことも必要
- 逆子はできるだけ早く鍼灸施術を!
ということを知っていただければと思います。
逆子でお困りの方は、東洋医学の鍼灸施術を受けて頂きたいと思います。様々なセルフケアも指導します、ぜひ一度東洋はり灸整骨院にご相談下さい。
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・逆子でお悩みの方へ (公式HP)
・逆子を直す2つのツボ 至陰・三陰交について(公式HP)