腰痛に有効なツボ 腰陽関(こしようかん)をお灸で刺激しよう
東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。
本日は、腰痛のツボ「腰陽関(こしようかん)」についてお話します。
様々な腰痛の対処法
腰痛が起こったとき、どのように対応されるでしょうか。
「湿布を貼って安静にしてみる」
「コルセットを巻いて様子を見る」
「病院に行ってレントゲンを撮ってもらう」
という対応が一般的だと思います。
中にはマッサージをする方もいるかと思いますが、痛みが強い時にマッサージや牽引を行う事は逆効果です。
しかし、これらは全て一時しのぎの対処法といえます。では、どうしたらいいのか。
つらい腰痛が起こったとき、薬やコルセットに頼らずツボ刺激で症状が軽くなるといいですね。
そこで今回は、腰痛の症状を軽くするツボ「腰陽関(こしようかん)」と、東洋医学の鍼灸について解説していきます。
腰痛のツボ「腰陽関」にお灸
腰痛は年配の方の悩みだけではありません、年代を問わず多くの方が悩んでいる症状です。
腰痛があると、活動性に支障をきたし、気分も晴れないものです。
「腰陽関(こしようかん)」は東洋はり灸整骨院でもよく使うツボです。
指圧もいいのですが、お灸を使うとさらに効果的だ思います。ご自宅で試される時も、市販のお灸で構いませんので購入し、使っていただくと良いでしょう。
最近では、熱くなりすぎないお灸や跡の残らないお灸など工夫されたものが販売されていますので、ぜひ薬局などで探してみてください。
腰痛のツボ「腰陽関」の正確な場所(動画解説)
ツボの位置を正確にとらえることを「ツボを取る」と言います。
それでは、正しいツボの取り方から解説していきましょう。
まずはこちらの動画をご覧ください。
腰陽関は、腰にあります。
骨盤の上の際を左右結んだ部分で、背骨との接点になります。
背骨の真ん中と、左右の骨盤の上の際です。ここを結んだ部分になります。
触っていただくと、腰骨がある部分の最上部になります。最上部を結んで、背骨との接点です。ここが「腰陽関」になります。
文章ではちょっと分かりにくいかもしれませんので、ぜひ動画で確認していただきたいと思います。
位置的にちょっと少し難しいツボですが、非常に良いツボですので、ぜひチャレンジしてみてください。
東洋医学の鍼灸は「全身をみる」
腰痛の出方は、人それぞれ違います。
・歩くと痛い
・上向きに寝転んでいると痛い
・長時間歩くと痛い
・かがんだら少しよくなる
・夕方にかけて痛くなる
・朝から痛い
など腰痛が出る時間や症状の強さは様々です。
西洋医学の診断では、「腰痛は腰骨のゆがみや腰周囲の筋緊張によっておこる」といわれることが多いのですが、東洋医学では、
- 体全体のバランス
- 気の流れ
- 体質
など様々な要素で起こると考えています。そのため、腰痛以外の様々な症状に注目し、同時に治療していきます。腰痛は「腰が悪い」という先入観は持たないほうがいいのです。
- 生理痛などの婦人科系の問題
- アレルギー
- 片頭痛
- 胃腸障害
- 手足の冷え
など一見腰痛と関係ないと思われる症状も、とても大切なのです。
東洋医学の鍼灸で、体の不調を総合的に治療していきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は腰痛の症状緩和に効果を発揮する「腰陽関」というツボをご紹介しました。お灸未体験の方もぜひ試していただきたいと思います。
そして腰痛を根本改善するために、腰痛になりにくい体を目指すために、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院にご相談ください。もちろん、東洋はり灸整骨院でもしっかりと対応いたします。辛い腰痛の症状を改善し、健康的な体作りをしていきましょう。
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