肩こりに有効なツボ 大椎(だいつい)-簡単なセルフケア
東洋はり灸整骨院の石丸です。
今日は数あるツボの中で、肩こりのツボについて解説していきます。
悩んでおられる方が多い肩こり。
「つらい肩こり、自分で治したい。」
「家にいながら肩こりが少しでも楽になればなあ。」
と思いますよね。
肩こりのツボはたくさんありますが、今日は「大椎」(だいつい)というツボについて解説します。
ぜひ肩こりのセルフケアに役立ててください。
Contents
「大椎」の場所と刺激方法
それでは、肩こりを改善させる「大椎」の場所と刺激方法についてお話させていただきます。
ツボの位置を捉えることを「ツボをとる」といいます。
ツボのとり方は、まず首を前に曲げてみてください。うつむくような感じです。
頭後ろ側を上から辿っていくと首から背中に移行するあたりに、ボコッとでた骨があります。これが7個目の骨です。
「大椎」の場所は、7個ある首の骨(頸椎)、その7個目の骨と次の骨の間です。
動画でも紹介しています、ぜひご覧ください。
お灸を活用して刺激しよう
押してみるだけではあまり刺激は感じないかもしれません。そこで「大椎」にはお灸が効果的です。
お灸は自宅でできる市販のもので可能です。薬局などで売っているもので大丈夫です。熱くなりすぎない、跡が残りにくい良い商品が出ていますので、ぜひチャレンジしてみてください。
指圧する場合、自分で押すことは難しい位置なので、後ろから誰かに押してもらいましょう。
注意点
注意点は、首の痛みがある方、頚椎症、頸椎椎間板ヘルニアがあると指摘されている方はあまり強く押しすぎないということです。
また、気分が悪いと感じたらすぐに中断することも大事なポイントです。
東洋医学で他の症状も改善
肩こりを引き起こす原因は様々です。
そして大椎というツボだけで肩こりを完治させることは難しい面もあります。
肩こりは単に肩の筋肉が固くなる、肩の血行悪くなるといった表面的な理由ではなく、それらを引き起こす原因になっている要素があります。
また、本当に肩こりだけに悩んでいる人は少なく、
- 生理痛、生理不順などの婦人科系の不調
- 喘息気味、風邪をひきやすいなどの呼吸器系が弱い方
- 手足の冷え
- 鼻が悪い
- アトピー
- 胃の調子が悪い
など様々な体の不調と同居しています。
大本の不調があれば、そこを治さない限り肩こりは完治しないというのが東洋医学の考えです。そのため、治療を始めれば、肩こりと他の不調が同時に治っていくわけです。
大椎は風邪の予防にも有効
大椎は肩こりに効果を発揮する以外にも、風邪をひきやすい、風邪をひいてしまったあとの鼻水にも有効です。
風邪をひいてしんどい時に、大椎にお灸をするととてもすっきりします。鍼灸院としては企業秘密にしたいくらい効果がありますよ。
風邪予防に大椎というのは東洋医学では当たり前のことです。風邪をひいて鼻水が出る時、大椎のツボ刺激をぜひ試していただければと思います。
東洋医学の鍼灸で肩こりになりにくい体を作ろう
セルフケアとしても取り入れられる大椎の刺激は、肩こりの対症療法です。根本的な治療ではなく、症状を和らげるための処置と考えてください。
肩こりの症状を緩和させることも大事ですが、本当に必要なことは「肩こりにならない体づくり」です。
東洋医学専門の鍼灸院では、肩こりの根本治療として肩こりになりにくい体をつくることが可能です。
今現在、辛い肩こりでお悩みでしたら、ぜひ一度東洋医学専門院へご相談ください。
まとめ
いかがでしたか?
肩こりに効果があるツボ「大椎」覚えていただけましたか?
つらい肩こりでお悩みでしたら、ぜひ自宅でのセルフケアですっきりした毎日を迎えられるようにしてください。
そして、ツボを刺激しても肩こりの症状がよくならないという場合は、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にご相談ください。
肩が凝らない体づくりをしていきましょう。