本物の味噌と偽物の味噌とは?東洋医学では食品選びも大事なポイント!
最近は過剰な減塩ブームで、味噌は控えられている傾向があると言われています。朝食はご飯にお味噌より、パンとコーヒーを選ぶ人が増えてきているようです。
「ホンモノ」の天然醸造味噌のお味噌汁と白米という日本古来の食習慣が失われていくことは、悲しい事だと思います。
実は、東洋医学は過度の減塩は推奨していません、良質な食品から適度に塩分を摂取することも必要なのです。
味噌は、日本の伝統食品でもっとも身近で欠かせない食材の一つです。私自身、味噌が無い生活は考えられません。
そこで今回は、「ホンモノ」の味噌が体にいい理由、入手方法などを解説していきます。
Contents
東洋医学が考える、味噌が体にいい理由
発酵食品が体にいいことはよく知られています。
昨今、発酵食品はヨーグルト等の乳製品で摂られることが多くなっているようです。ご飯、味噌汁という日本食の朝食から、パン、ヨーグルト、コーヒーといった洋食に変化してきているという事です。
東洋医学では、「日本人は味噌、醤油、納豆の日本古来の食品で発酵食品を摂ることが良い」と考えています。自然に醸造された良質の発酵食品は体に負担がかかりにくく、健康増進に力を発揮してくれると考えています。
本物の味噌、「ホンモノ」の意味とは?
味噌なら何でも良いわけではありません。
ホンモノの味噌とは、天然醸造味噌の事です。つまり、1~3年で自然に熟成された味噌をいいます。
ホンモノの味噌には幾つか種類があり、
- 豆味噌
- 麦味噌
- 米味噌
などです。違いは何かというと、使っている「こうじ」が違います。いずれも良質な原材料とこうじが使われています。
危険な味噌には注意が必要
実は、危険な味噌も市場には出まわっているので注意しなければなりません。
もちろん「ホンモノ」の反対は「ニセモノ」ということになります。具体的には、速醸法の味噌で、10日~2ヶ月という短期間で作る事ができます。これはもう化学薬品等で人工的に作っている証拠でしょう。
化学薬品とは、
- 漂白剤
- 化学調味料
- 粘着防止剤
- 保存料
- 品質改良剤
- 着色料
等々、他にも、表示義務のないものも混入している可能性があります。スーパーに売っている安価な味噌は、大多数はこういった味噌と考えた方がいいです。
原材料ですが、基本的には古い大豆や古米を使っている可能性が高いです。専門書などの情報によれば、古古米も使っているみたいです。新鮮で安全ではない原材料を補う為に、薬品を添加する必要性が生じるわけです。
味噌の種類によって効果が違う
豆味噌が一番体を温めまず。その次に麦味噌、米味噌という順に体を冷やしてしまいます。
ですので、冬場は体を温める豆味噌を多く摂りましょう。逆に暑い夏場は麦味噌を摂ると良いです。
このように、東洋医学では食品も使って体の陰と陽のバランスを整えることも治療の1つとして考えます。
慢性病や、長い間不快な症状に苦しんでいる方は、豆味噌を積極的に摂ることをおすすめします。
味噌にも種類によって効果が違うことをぜひ知って頂きたいのです。
本物の天然醸造味噌は手作りできる
天然醸造味噌は、比較的安価で質の良いものを作る事が出来ます。
私も味噌を自分で作った事がありますが、半日もあれば結構な量を作れますので、やってみようという方はぜひチャレンジしていただきたいです。
インターネットでも作り方が紹介されています。完成まで時間はかかりますが、自分で作った天然醸造味噌は前述した「ニセモノ」の味噌とは比べ物にならないほど美味しく、体に良いものですよ。
手作り以外の入手方法
では、手作りする以外に「ホンモノ」の味噌を入手するにはどうしたら良いのかをご紹介します。
自然食品専門のお店で、成分を良く確認し購入するのが身近な方法と言えるでしょう。
あとは「大地を守る会」、「オオサワジャパン」といった店舗では、ホンモノの味噌を扱っていますので、安心でしょう。
体にいい味噌についての動画解説
体にいい調味料について、Youtubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
一言に味噌と言っても、いろいろな種類や体に良くない物も流通していることを知って頂きたいと思います。
ぜひ「ホンモノ」の味噌を取り入れ、体の調子を整えましょう。
そして、東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院では、体に良い食材のアドバイスもしております。体の不調にお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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