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頭痛、肩こりの原因はストレートネック?

ストレートネック
この記事は約 5 分で読めます。

東洋はり灸整骨院の石丸です。

今回は、「頭痛、肩こりはストレートネックが原因ではない」について解説していきます。

石丸昌志

現代病とも言えるストレートネック

最近話題のストレートネック。

パソコン操作の増加や、スマートフォンの普及による現代病と言われています。

「目が極端に疲れる」

「肩こりがひどすぎる、吐き気がする」

「頭痛が酷く集中力が無くなってきた」

このような症状で悩む、比較的若い患者さんが増加しています。

レントゲンで診断されるストレートネック、東洋医学の鍼灸で症状が改善することをご存知でしょうか。

それでは、このストレートネックについて詳しく解説していきます。

西洋医学が考えるストレートネック

ストレートネックとスマホ

頭痛、肩こり、首が痛い、背中が痛い、目が疲れるなどのつらい症状を感じて、整形外科に受診された方、首のレントゲン撮影をして「ストレートネックです。」と診断された方は多いでしょう。

新聞やテレビなどのメディアで取り上げられることの多い症状で、診断前から自分で「ストレートネックかも?」と疑っている人も多いのが特徴です。

首の骨は頭蓋骨の重みを分散するため、自然なS字カーブを描いているものですが、無理な前屈姿勢を長く続けることによって、湾曲がなくなりまっすぐになってしまうというものです。

スマートフォンやパソコン操作のうつむき加減の姿勢を、長時間続けることによって起こると考えられています。

整形外科では、理学療法として軽いマッサージをしたり、スマートフォンの使い過ぎを注意されるくらいが現状のようです。

画像診断は症状と一致しない

西洋医学のレントゲン

整形外科で診断されると、「自分はストレートネックだから仕方がないな…。」、「症状があるけど、ストレートネックだから治らないのかな…。」と思われるでしょう。

でも、そんなことは全然ありません。

東洋医学の立場からいうと、ストレートネックのままの状態でも問題ありません。骨の形態はあまり関係ないのです。

その理由は、レントゲンなどの画像診断は80%あてにならないということです。

整形外科学会では「80%の患者さんは画像診断の所見と症状が一致しない」と発表されています。

つまり、画像診断と症状は80%一致しないのですから、肩こり、頭痛、目の疲れなどの症状があることとストレートネックは関係ない可能性が高いということなのです。

動きをみる東洋医学

人体は常に、動いています。

しかし、レントゲンなどの画像というのは、静止画像です。静止画像では人間の働きを見ることができないのです。

症状は、人の動きと切っても切り離せません。「ここの筋肉がよく動いているな」、「ここの筋肉の血流はいいな」、「ここの筋肉に神経がしっかりいっているな」という具合です。

東洋医学が一番重要視しているのは、人体の働きです。

人の動きには、多少の癖はありますし、重力の中で生活をしていますから、椎間板が縮んできたり、スポーツの影響でストレートネックになってしまうこともあるでしょう。

ですが、体の動きが正常なら症状は出ません。東洋医学は、体の動きを正常に整えて症状を改善していきます。

全身の不快な症状に同時にアプローチ、ストレートネックの症状も改善

鍼灸

首の骨の湾曲が少なくなるストレートネックになっているとしても、全員に不快な症状が出るわけではありません。

たとえば、

「私は、パソコンをするから肩がこるんです。」

「スマホをする時間が長いから頭が痛いんです。」

と言う人がいますね。しかし、日本全国のパソコン、スマホをしている人全員が肩こり、頭痛に悩んでいるわけではありませんね。

パソコン、スマホは、悪条件の一つであり絶対条件ではないのです。

東洋医学は肩こりだけではなく、全身の症状に注目し、同時に治療していきます。

  • 生理痛
  • 生理不順
  • 冷え性
  • 慢性胃炎
  • 逆流性食道炎
  • 風邪をひきやすい
  • 呼吸器系が弱い
  • アレルギー性鼻炎がある
  • 花粉症がある
  • 便秘気味

などの様々な症状です。

女性の場合は、卵巣嚢腫(のうしゅ)、子宮筋腫、内膜症などの婦人科系に異常があると、肩こり、腰痛、頭痛が起こりやすい体質なのです。そういったことを鍼灸で治せば、ストレートネックが原因と思い込んでいた不快な症状は改善していきます。

ストレートネックで

  • 首が痛い
  • 肩が痛い
  • 片頭痛がある
  • 群発性頭痛がある
  • 筋緊張型の頭痛がある

そういったさまざまな症状でお悩みの方は、鍼灸・漢方などの東洋医学で治療をしてほしいと思います。

ストレートネックの解説動画

ストレートネックの症状について、私がユーチューブにてお話させていただいた動画もございます。ぜひチェックしてみてください。

まとめ

東洋はり灸整骨院 石丸昌志

いかがでしたか?

・東洋医学の立場からいうと、ストレートネックの状態でも問題はない

・東洋医学が一番重要視しているのは、人体の働き

・パソコン、スマホは、悪条件の一つであり絶対条件ではない

これらのことをぜひ覚えておいてください。

そして、肩こり、頭痛などの不快な症状が、ストレートネックが原因と診断された方。原因不明の症状にお困りの方は、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院で診察を受けてみてください。

そのつらい症状、ストレートネックがすべての原因ではない可能性があります。

東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にもご相談ください。

症状を根本原因から改善させる自信がありますし、スタッフ一同全力でサポートさせていただきます。


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ライター紹介 ライター一覧

石丸昌志

石丸昌志

・合同会社 東洋医学研究所 代表
・志鍼塾 塾長

町田本院 院長の石丸昌志です。私どもは症状の改善という事実を通して、東洋医学の素晴らしさを世の中に伝えていきたい。その一念に人生をかけてまいりました。

鍼灸は、お一人おひとりが本来持っている自然治癒力を高めるものです。我々は今後も、「お悩みが解決する鍼灸とアドバイス」を実践してまいりますので、どうぞご期待ください。