偏頭痛は肝に問題あり?東洋医学で根本改善を目指そう!
東洋はり灸整骨院の石丸です。
皆さんの中には、ズキンズキンといきなり襲ってくる偏頭痛にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
偏頭痛が起きると、
- 吐き気
- 胃がムカムカする
- 普段は気にならない光がとてもまぶしく感じる
など、さまざまな症状があります。症状が重い方の中には、偏頭痛が起こると動けなくなってしまうという方もいます。
このいきなり起こる偏頭痛は、東洋医学の考え方でいうと、肝臓の「肝」タイプに分類されることが多いと分かっています。
今回は、この偏頭痛の患者さんに多い「肝の体質」についてお話ししたいと思います。
肝タイプとは?
東洋医学では「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」を中心に考えます。肝というのは五臓の1つで、他には心臓の心、胃腸の脾、呼吸器系の肺、腎臓の腎があります。
肝の方は「肝臓の肝」とつくだけにお酒が強い、もしくは極端に弱いなどお酒に反応があります。また、視力が良い、もしくは異常に視力が悪い、ドライアイである、花粉症が目に来るというように目にも体質が出やすいです。
肩こり、腰痛など筋肉の症状、巻き爪や縦線など爪の症状も特徴的ですね。
春に鼻炎、花粉症などのアレルギー症状を起こすこともあります。
女性の場合は生理不順とか生理痛、子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫(のうしゅ)などがある人もいます。
症状以外では柑橘類などの酸味を好み、やや怒りっぽい人も多いです。回りくどい表現を好まず、単刀直入に発言する人が多いことも特徴ですね。
実は、これらの症状は全て偏頭痛と根を同じくする症状なのです。
偏頭痛を根本的に治したい場合
偏頭痛の症状が出て病院に行くとなると、偏頭痛は脳神経外科に行くことになります。
しかし、偏頭痛が起きている人には、先ほども挙げたようにさまざまな症状が出ていることが多いのです。
そのため、
- 目は眼科
- 肩こり腰痛は整形外科
- 爪は皮膚科
- 春のアレルギーは耳鼻咽頭科
- 婦人科系の病は婦人科
とバラバラにみてもらうことになります。
しかし、東洋医学では五臓六腑のツボを使って治療を行います。
偏頭痛の方が分類される「肝」のツボをしっかり治療することで、他の症状も改善していくことができます。全ての症状が取れるから偏頭痛も取れるのであって、他の症状はそのまま偏頭痛だけ治ることは考えにくいのです。
偏頭痛の動画解説
偏頭痛について、Youtubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
偏頭痛に悩んでいる方は、東洋医学でいう肝臓の「肝」タイプに分類されるということが分かりました。さらには、肝タイプの方は実は偏頭痛以外にも、さまざまな体の不調が出やすいということもお分かりいただけたと思います。
そのため、偏頭痛を根本的に治したいと思った時は、その場しのぎの痛み止めだけに頼るというのでは解決には至らないのです。
痛みが起きている箇所だけではなく、体の全体を総合的にみて、他にはどのような治療が必要なのかをしっかりと判断しなければなりません。
偏頭痛の症状がなかなか治らない方は、いつまでも治らない治療ではなく、東洋医学の力で偏頭痛を根本から治しませんか。東洋医学を取り入れることは、大変お勧めですよ。
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