東洋医学による片頭痛の改善法
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
片頭痛の患者様で病院では異常が見つからずお困りの方はいませんか。
今回は、この片頭痛についてお話します。
Contents
片頭痛について 動画解説
片頭痛について、Youtubeにてお話させていただいた動画はこちらです。ぜひチェックしてみてください。
片頭痛でお悩みなら鍼灸を!
片頭痛には鍼灸が有効です。東洋はり灸整骨院の実績で言えばほぼ100%と言っても過言ではないほど改善しなかった方は思い出せません。
症状の酷い人では、30年以上も週に何度も片頭痛が起きるという方がいましたが、たった一度の施術で頭痛が激減したとおっしゃっていました。また、生まれつきの片頭痛という方も2か月ほど施術したところ症状が激減されたと言われました。
ちょうど今も遠方の病院に通い、漢方も併用していた小学生の女の子を施術していますが、かなり改善しています。鍼灸施術の効果のほどがわかりますね。
東洋医学が考える片頭痛の原因
東洋医学では痛みの原因を「不通即痛」と考えます。「通らなければ痛みが出る」という意味です。
片頭痛の場合は頭を通る「肝経」という経絡が滞っていると考えます。経絡というのはツボの道のことで肝経は婦人科系を通り百会(ひゃくえ)、頭のてっぺんまで抜けています。
鍼灸師の方へ
鍼灸師向けの話になりますが、具体的な施術法としては、本治法で肝を中心にみたあと、
子午治療(しごちりょう)などをを行います。本治法というのは体全体を重要視して体質改善を主とした施術法です。
対処療法ではいくらでも頭痛は再発します。体の根本から改善するためにも本治法が必要なのです。
背骨のわきにそれぞれ肝兪、胆兪のツボがあります。その際を1番か0番の鍼で、5mm程度の深さまで刺して15秒程度抜き差ししてください。この施術だけでもかなり効くと思います。
片頭痛が起きる条件
片頭痛が出るのに条件がある場合があります。外部環境と内部環境の変化です。
外部環境の変化
まずは
- 気候の変化
- 気温の変化
- 風が強い日
などの外部環境の変化ですね。
例えば夏の暑い日、お店の中は寒いほどクーラーが効いています。そういう時にお店を出入りすると暑いところと寒いところを行き来することになり、頭痛につながることがあります。
台風のように低気圧で出るという人もいます。この場合は施術の難易度が高く、他の要因では頭痛が出なくなったという人も台風の時だけ頭痛になることがあります。その場合は五苓散(ごれいさん)という漢方が効果を発揮しますので、鍼灸施術と併用するといいでしょう。
内部環境の変化
次に内部環境の変化では、
- コーヒーなど特定の食べ物
- イライラ
- 生理、排卵
などが引き金になることがあります。
食べ物の場合は自分で頭痛の原因になる食べ物をやめればいいのですが、婦人科系の場合は対処が必要です。
- 肩こり
- 腰痛
- イライラ
- 爪がおかしい
- 末端冷え性
- 睡眠がおかしい
- 気分のアップダウン
生理痛など婦人科系の以上がある場合これらの他の症状と一緒に頭痛をお持ちのことが多いです。肝経は婦人科系を経由して頭まで届いていますから婦人科系がよくなれば他の地点の流れもスムーズになります。実際に、生理痛とともに片頭痛や他の症状が一気になくなる方もよくいらっしゃいます。
こうした外部環境、内部環境の変化で肝経の流れが滞ると片頭痛が出ます。しかしこれらは病院ではよくわかりません。「木を見て森を見ない西洋医学」といいますが、脳神経外科は頭痛だけ、整形外科は肩こり腰痛だけ、婦人科は婦人病だけしかみないので何も改善しないのです。東洋医学は「森を見て木を治す」と言われるように、他にどんな症状があるのかを聞いて片頭痛の原因を突き止めます。
東洋医学専門の鍼灸院にするべき理由
鍼灸院と言ってもマッサージもしているところの多くは鍼灸がメインではありません。最初に出た、生まれつきの片頭痛という方は、病院だけではなく、近くの鍼灸院でも施術を受けたそうです。マッサージも受けられるところでは全くよくならなかったとおっしゃっていました。
鍼灸院でマッサージというのは寿司屋でお好み焼きを出しているようなものです。あまり美味しくなさそうですよね。そういうレベルの鍼灸院では頭が痛いと聞いて頭に打つような施術をします。頭だけに症状が出ているわけではなく、他の症状も持っていて頭痛が出ているので体全体をそっくり変えるつもりでいなければ改善することはできません。東洋医学専門の鍼灸院で、東洋医学の理論を元に体質を丸ごと変えるような施術をしていきましょう。
おわりに
いかがでしたか。
本日は、偏頭痛についてお話いたしました。
今現在、頭痛の症状でお悩みの方は、ぜひ一度東洋医学専門院へ行かれてみてください。
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