乾燥肌でお悩みの方へ!体質から改善して保湿剤にサヨナラ
東洋はり灸整骨院の石丸です。
皆さんの中に、乾燥肌でお困りの方はいらっしゃいますか?
季節の変わり目や、体調の変化によって肌質はどんどん変化していくものですので、お悩みの方も多いのではないかと思います。
乾燥肌でお悩みの方は保湿剤を塗っている方が多いと思います。しかし、保湿剤を塗っても乾燥肌という体質自体は改善しないのです。
皮膚科でどれだけいい保湿剤をもらっても体質が改善されなければ、ずっと塗り続けなければいけないということになります。
そこで今回は、乾燥肌の根本的な改善法についてお話ししたいと思います。
経皮毒という考え方
実は、保湿剤にはリスクがあると考えられています。
経皮毒という言葉をご存知ですか。肌に触れるもの、皮膚に塗ったものは全て血液の中に入ると言うことです。
つまり乾燥肌でお悩みの方は、今使っている保湿剤がどんな成分で、それが
- 血液に入ってもいいのか
- 体の中に入ってもいいのか
と考えなければならないということです。すると、ずっと保湿剤を塗り続けるリスクが理解できるのではないかと思います。
乾燥肌の原因
乾燥肌の原因は、肌に血液が巡っていないことです。肌を潤すだけの力が体になかったり、血液の量が少なかったりすると、「血虚」という状態になり皮膚が乾燥してしまいます。
東洋医学では血液を作るのは五臓六腑(ごぞうろっぷ)の中の消化器系を司る「脾」だと考えます。これは、胃腸で食べ物から血液を作るという考えです。つまり、脾が弱ると十分な量の血液を作ることができないということです。
さらに、脾で作られた血液を肌まで運ぶのは「肝」の仕事です。肝には隅々まで血液を行き渡らせる疏泄(そせつ)作用があります。この疏泄作用が落ちると肌まで血液を行き渡らせることができないので、乾燥肌になってしまうのです。
肺が弱いと乾燥肌になりやすい
また、肺が弱い人も乾燥肌になることが多いとされています。肺が弱いと言っても肺そのものだけではなく、例えば
- 鼻が悪い
- 喉がおかしい
- 慢性の扁桃炎がある
など呼吸器系に問題がある人もいます。また、
- 末端冷え性
- 生理痛
- 生理不順
- 眠りが浅い
- 巻き爪
- 頭痛
- 肩こり
- 腰痛
などの症状も肺の弱い人に起こりやすい症状です。
西洋医学の治療
これらの症状と併せて乾燥肌の症状が起きているわけですが、病院に行くとなると
- 乾燥肌は皮膚科
- 鼻や喉の不調は耳鼻咽頭科
- 肺の不調は呼吸器科
- 生理痛、生理不順は婦人科
- 眠りの浅さは心療内科
- 巻き爪を形成外科
- 頭痛を脳神経外科
- 肩こり腰痛を整形外科
というようにバラバラにみることになりますよね。
しかもそれぞれの科で対症療法されるだけで根本治療にはならないのです。
乾燥肌の解説動画
乾燥肌について、私がYoutubeにてお話させていただいた動画もございます。併せてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
乾燥肌の原因は、東洋医学でいうと「脾」「肝」「肺」が弱い方が多いということが分かっています。つまりは、脾、肝、肺という五臓六腑の作用を上げていけば、乾燥肌だけでなく、その他の症状も一気に取ることができるのです。
肌の乾燥を防ぐための保湿剤はもちろん大切です。しかし、保湿剤を塗り続けていても肌質が改善されるにはかなりの時間がかかりますし、薬を塗るだけでは根本的な治療にはなりません。その点、東洋医学では体全体を診ながら、全ての症状を一気に治療していきます。
乾燥肌の症状がなかなか良くならないとお悩みの方は、東洋医学専門の鍼灸院で体質を改善して、乾燥肌を根本的に治療してみてはいかがでしょうか。
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