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子供のおねしょ(夜尿症)の鍼灸について

夜尿症
この記事は約 6 分で読めます。

東洋はり灸整骨院の石丸です。

今回は「夜尿症は東洋医学で改善できるか?」についてお話しします。

石丸昌志

夜尿症とは

夜尿症という言葉を聞いたことはありますか?

夜尿症はいわゆる、おねしょですね。最近は病院でも「おねしょ外来」なるものも開設されています。

命にかかわる病気ではない、とはいえ学童期に入ってからのおねしょは本人、家族にとってかなり精神的な苦痛、負担になります。

「おねしょが治らない、うちの子は成長がおくれているのかも…。」

「おねしょしたことをかなり悩んでいる様子、かわいそうに思う。」

「泊りがけの旅行に行きづらく、気を遣う。」

とお悩みの方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、ご安心ください。東洋医学の力でこの悩みも解決することができるでしょう。

それでは、東洋医学がおねしょ、夜尿症に有効な理由について解説していきます。

夜尿症のつらさ

子供のおねしょ

乳児期にはおむつにおしっこをすることは当然のことですね。

幼稚園くらいまでは、まだ膀胱の発達が不十分で、おしっこを「ためる」機能が不安定なため、おねしょは珍しいことではありません。

これが、小学校入学前後になってもおねしょが続く状態を「夜尿症」と呼んでいます。

小学校入学時でもおねしょが治っていない子供は、全体の1割くらいいると言われているようです。

小学校に上がる時期になってもおねしょが治らない、という状態は子供にとってもかなりのプレッシャーです。

「もう小学校に上がるのに赤ちゃんみたいなおねしょをして!」と叱ることは、子どもの自信を失わせ、「自分は他より遅れている」という劣等感を抱かせることにもなります。

宿泊行事や、校外学習はおねしょが怖いから、という理由で行くのを嫌がったり、実際におねしょをしてしまい、からかわれたことで心に大きな傷を負うこともあります。

子供にとっても、親にとっても夜尿症はつらいものです。

西洋医学からみた夜尿症

薬でおねしょは治せる?

夜尿症は、「西洋医学・病院では原因不明」の状態です。

一般的には、尿を耐える機能が未成熟な状態からくるもの、と考えられていますが、その原因はわからないのです。

投薬治療が中心になりますが、その内容は抗うつ剤、自律神経に作用する抗コリン剤、尿の産生を抑制するホルモンである抗利尿ホルモン剤などの薬が使われるようです。

子供に対してこのような強い薬を使うのは望ましいのでしょうか?私はとても疑問に感じています。

西洋医学、病院に受診して夜尿症が治ったとしたら、それはおそらく自然治癒と考えられます。成長により体の機能が安定して、夜尿症の状態が治ったということでしょう。

基本的に、病院・西洋医学は、原因がわからないことが多いのです。症状を抑えるという、対症療法にとどまり、根本的な治療はできていません。

ですがどんな症状でも、原因がないわけはありません。

そこで頼りにしていただきたいのが東洋医学です。次の項で詳しく説明していきます。

東洋医学は体質を変え、機能を高める

五臓六腑

はりきゅう、漢方、食事療法、運動療法などで治療をする東洋医学には夜尿症の原因はわかります。

東洋医学というのは、地球上に4000年という歴史を持つ、経験に基づいた「人が人をみる医学」だからです。

そして、体質診断し不調にアプローチしていきます。

顔色、しゃべり方、お腹が温かいか、冷たいか、硬いか、やわらかいかなどを観察し、情報を汲み取っていきます。

人はみな、体質が違います。性格も十人十色ですし、食べているものや睡眠時間、家庭環境、何もかもが違います。千差万別です。

それらを総合的に把握し、患者さんの体質を診断していきます。

東洋医学の鍼灸は、「体質を変え、機能を高める」これに尽きます。これが根本的治療になるのです。

東洋医学なら薬不要

子供とおねしょ

A君とB君のふたりの子共がいたとします。

A君は、夜尿症。B君は、夜尿症ではないとすると、ふたりの何が違うと思いますか?

やはり絶対に体質は違いますね。

A君は、夜尿症の体質、B君は、夜尿症の体質ではないという話です。

それぞれの体質を見極めて、A君をB君のような体質にもっていくわけです。

「そんなことができるの?」と思われるかもしれませんが、それが東洋医学の鍼灸の本質です。

強い薬を飲まなくても、はりきゅう、漢方、食事療法、運動療法などの東洋医学で夜尿症が改善できるのです。

薬はすべて副作用があります。育ち盛りの子供の体に、強い薬で治療することは好ましくありません。

ですが、東洋医学なら薬の副作用に不安を感じることなく治療を受けて頂けるでしょう。

夜尿症を改善する東洋医学の力

鍼灸

東洋医学は、「機能を高めることが得意」な治療です。

夜尿症は、泌尿器系の機能が未発達、良くないことを表しています。

体の機能、この場合、泌尿器系の機能を高めることが根本治療につながります。

そして、この機能を高めることは東洋医学の得意分野となります。

夜尿症のような、体質から出てくる症状が西洋医学で治りにくいのはこのためです。検査はできますが、症状を治すことは難しいのです。

夜尿症に悩んで、東洋はり灸整骨院に来られた子供さんはたくさんいます。過去に夜尿症が改善しなかった症例はありません。「おねしょ外来」などの夜尿症専門病院にかかっても治らなかった子供も、改善する自信があります。

夜尿症の解説動画

夜尿症の症状について、私がYoutubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひチェックしてみてください。

まとめ

東洋はり灸整骨院 石丸昌志

いかがでしたか?

・夜尿症は、「西洋医学・病院では原因不明」の状態

・子供に強い薬を使うのはリスクがある

・東洋医学は、地球上に4000年という歴史を持つ、経験に基づいた「人が人をみる医学」

ということをぜひ知っていただければと思います。

夜尿症は寝間着や布団を汚してしまう、ということも困りますが、それ以上に子供自身の自信を失わせ、活気を奪うことのほうが問題といえます。

小学校に上がるのにおねしょが治らない、と焦る必要はありません。夜尿症の悩みは、東洋医学専門の鍼灸院に相談してください。

もちろん東洋医学専門の東洋はり灸整骨院でも、しっかりと治療していきます。

小学生までが対象の小児鍼(経絡やツボに刺激を与えるだけの、刺さない施術法)もございますので、ぜひご相談ください。

 

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ライター紹介 ライター一覧

石丸昌志

石丸昌志

・合同会社 東洋医学研究所 代表
・志鍼塾 塾長

町田本院 院長の石丸昌志です。私どもは症状の改善という事実を通して、東洋医学の素晴らしさを世の中に伝えていきたい。その一念に人生をかけてまいりました。

鍼灸は、お一人おひとりが本来持っている自然治癒力を高めるものです。我々は今後も、「お悩みが解決する鍼灸とアドバイス」を実践してまいりますので、どうぞご期待ください。