【四十肩・五十肩】東洋医学による鍼灸施術について
東洋はり灸整骨院の石丸です。
今回は四十肩・五十肩について解説していきます。
東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にも、四十肩・五十肩の患者さんがたくさん来店されます。
四十肩・五十肩の患者さんのほとんどは、整形外科などに受診され「四十肩ですよ、五十肩ですよ。」と診断されます。
痛み止めの薬や湿布を処方されて、マッサージや通電などの治療が行われることが多いのですが、なかなか改善しないという方も少なくありません。
ですが、四十肩・五十肩を「年のせい」と諦めないでください。東洋はり灸整骨院もこれまでに多くの方の肩の症状を改善してきました。
これから東洋医学の鍼灸が効果的な理由を説明していきます。ぜひ参考にしてください。
西洋医学の考える四十肩・五十肩
西洋医学(病院)で、四十肩・五十肩は肩関節周囲炎という病気と捉えられています。要するに、肩を動かす筋肉や靱帯が硬くなったり、炎症を起こしているという事です。そこで対症療法として、痛み止めを飲んだり、湿布を貼ったりすることがメインの治療となります。
しかし、なぜ炎症がおこったり痛みが出るのか? その根本的な原因は分からないと言われていますが、これは対症療法しか方法がないという事だと思います。
東洋医学は肩だけに着目しない
四十肩・五十肩の患者さんの症状をよく確認すると、肩関節の痛みや動かしづらさだけではなく、その他の症状も持ち合わせてることがほとんどなのです。
これは東洋医学からすると当たり前のことと捉えています。全身の「気血」の流れが滞って出現する痛みで肩だけの症状が出る、ということは考えにくいのです。
全身は繋がっています。肩の症状と同時に起こっている他の症状をアプローチしていくことで、四十肩・五十肩の症状も改善させていくのが東洋医学なのです。
肩と関係ない症状も重要
四十肩・五十肩と一見関係ない症状もよく確認する必要があります。
例えば、鼻の症状が酷い患者さんもいます。小さい時から鼻の調子が悪かったり、朝起きると鼻の症状がでたり、あとは季節の変わり目や風邪をひくと鼻づまりや鼻水が酷く日常生活に支障をきたしている方などです。
目に症状がある患者さんもいます。ドライアイ、眼精疲労、視力低下、緑内障などです。
そして、消化器の症状がある患者さんもいます。便秘や下痢を繰り返したり、逆流性食道炎や胃炎、胸やけなどです。
整形的な症状の一例としては、肩がこる、腰痛があって朝起きると腰が痛いなどです。ぎっくり腰の経験や足のしびれなどを引き起こす坐骨神経痛のような症状を伴なうこともあります。
手足の冷え、手足が冷えるのに手が汗ばんでいたりする患者さんもいます。
身体をバラバラにみてもよくならない
西洋医学では四十肩・五十肩は整形外科、鼻は耳鼻咽喉科、目は眼科、便秘・下痢・逆流性食道炎は胃腸科といったように別々の診療科となります。それぞれに薬を処方されたり対症療法が行われます。
ですが、身体は全て繋がっていますので、関連付けて治療していかないと良くなっていきません。
患者さんは、四十肩・五十肩を治してほしいと希望されますが、その他の症状も治すつもりで治療をしていかないと根本改善は難しいでしょう。
四十肩・五十肩改善法 解説動画
東洋医学による四十肩・五十肩改善法についてお話させていただきました。お時間がありましたら、ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
・四十肩・五十肩を「年のせい」と諦めないこと
・その場しのぎの対症療法ではなく根本的な治療を行うこと
・肩だけではなく、その他の症状も含め体全体をみて治療していくこと
をぜひ知っていただければと思います。
東洋医学は包括的に症状を見て、四十肩・五十肩を治していきます。東洋医学は根本治療です。東洋医学に○○科というのは存在せず、全身をみていくのです。
四十肩・五十肩を年のせいと諦めず、ぜひ東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にご相談ください。体質を改善し、根本改善を目指しましょう。
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