四十肩・五十肩になりやすい人の特徴について

東洋はり灸整骨院院長の石丸です。

皆さんは、肩周りのこんな痛みはないでしょうか？

「腕をあげると痛む…。」

「肩周りがなんだかこわばった感じがする。」

「寝返りをうつと、肩が痛む。」

「服を着ようとした際に、肩に強い痛みが生じる。」

このような症状に当てはまる方は、「四十肩」「五十肩」の可能性が高いかもしれません。（四十代にこの痛みが発症したら四十肩、五十代なら五十肩と言われています。）

東洋医学では治療に「五臓六腑（ごぞうろっぷ）」のツボを用います。全ての症状は五臓のどれかに属しているということです。四十肩や五十肩の場合は五臓でいう「肺」に問題がある方が多いのです。

そこで今回は、四十肩や五十肩になりやすい人の特徴についてお話しします。

四十肩・五十肩に悩む人の特徴

四十肩や五十肩に悩む肩の特徴をいくつか挙げると、例えば風邪を引きやすい、風邪の時に咳がよく出る、喉が痛くなりやすい傾向があります。さらには、大腸に問題がある方も多いので便秘、下痢、両方を繰り返すこともあります。

鼻に症状があると、アレルギー性鼻炎、慢性鼻炎、花粉症が出る人もいます。皮膚に出る時はアトピーや乾燥肌、汗をものすごくかくことも多いですね。また、朝になかなか調子が出ない、朝に腰が痛くなるというように、朝に不調が出やすいのも特徴です。

体に出る症状以外の特徴としては、辛いのが好き、憂鬱になりやすい、元気が出なくなりやすいことが挙げられます。

今あげた症状が1つでも当てはまる人は、四十肩や五十肩になりやすい体質だとされています。

四十肩・五十肩の治療

四十肩や五十肩を発症した場合、自然治癒だけに任せてしまうとかなりの年月がかかりますし、その間も日常生活に支障が出てしまいますよね。

さらには、上記でもお話しした通り、四十肩や五十肩にお悩みの方は、東洋医学でいう「肺」に問題があるとお話ししました。つまりは、さまざまな問題が絡み合っているため痛みが出ているパーツだけの治療だと、根本的な解決にはならないということなのです。

例えば、整形外科に行った時に肩周りの症状は相談できても、咳の出やすさは相談できませんね。呼吸器科に行くように言われます。便秘、下痢の場合は胃腸科へ。鼻の症状が出ている場合は、耳鼻咽頭科へ。皮膚の症状が出ている場合は皮膚科へとなってしまいますね。

東洋医学ならば、患者さんは元々の体質を踏まえた上で、四十肩五十肩に効くようなツボ使って治療することができます。

四十肩・五十肩の動画解説

四十肩・五十肩について、Youtubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。

まとめ

いかがでしたか？

四十肩や五十肩にお悩みの方の多くは、東洋医学でいう呼吸器系の「肺」に問題がある場合とお話ししました。風邪や、便秘、アレルギーなど、肩の痛みには直結しないと思われがちな些細な悩みでも、実は複雑に絡んでいるということなのです。

そのため、四十肩や五十肩の治療には、痛みが出ている部分だけの治療ではなく、体に出ている症状の総合的な面をしっかり把握して治療を行うことが大切なのです。

その点で、東洋医学での治療は五臓六腑のツボを用いて行うため、トータルアプローチが可能なため、とてもお勧めです。

なかなか治らない四十肩や五十肩にお悩みの方は、一度東洋医学専門の鍼灸院に来店ください。

次の記事でも四十肩・五十肩について詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。

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