鍼灸師が教える、逆子に有効なツボ「至陰」
東洋はり灸整骨院の石丸昌志です。
今回は逆子について、お話させていただきます。
赤ちゃんとの対面が待ち遠しいお母さんは、出産への不安や恐怖よりも、赤ちゃんに会える喜びの方がずっと大きいと思います。
しかし、産婦人科のエコー検査で「逆子です」「帝王切開の方が良いかもしれない」と診断され、不安を抱えている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
東洋はり灸整骨院にも逆子でお悩みの方がたくさん来店されます。
「鍼灸で逆子が改善できるの?」
「どうやって治すんですか?」
と思った方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回は東洋医学・鍼灸による逆子の改善法についてお話していきます。
東洋医学で逆子の矯正ができることをぜひ知って頂きたいと思います。
逆子の出産は危険?
逆子とは正確には骨盤位といいます。
正常な状態では、赤ちゃんは頭から出てきます。
頭から出てくると、肩の部分を通り抜けるときはそのまま手をすぼめた体制となり、するっと出てくることができます。
逆子で足からの出産になると、腕や肩の関節がひっかかってスムーズに出てこれない危険があります。
逆子は帝王切開が必要?
出産するお母さんは、安全に赤ちゃんに会えるのなら、自然分娩でも帝王切開でも良いと言われるかもしれません。
しかし、帝王切開でおなか、子宮を切ることはその後、臓器の癒着や不妊につながることもあり、できれば避けたい状況です。
出産までに赤ちゃんの体勢が変わり、自然分娩ができるようになれば望ましいですね。
東洋医学の逆子の考え
逆子は、東洋医学では『胎位不正』といいます。
古くから逆子の鍼灸とし、「至陰の灸」が用いられてきました。数千年以上前の古医書にも、至陰の灸が有効であると書かれています。
「至陰」とは、ツボ(経穴)の名前です。
足第5指(小指)の爪・外側の下角のすぐ横にあるツボで、足の太陽膀胱経という経絡にあります。
赤ちゃんを宿すお母さんの体にとって腎という、体のベースになる臓腑を強くする事が大切になります。
「至陰」の属する膀胱経と腎経は表裏の関係です。相互に作用する力があるため、「至陰」に灸をするとお母さんに必要な腎の気を強くし、流れを整える効果があります。結果的に逆子を矯正することができると考えられています。
東洋はり灸整骨院でも、それぞれの患者さんの体質に合わせた体の気を整える治療と並行して、「至陰」の灸を行っています。
東洋医学によるセルフケア
東洋はり灸整骨院では、治療院以外で出来るセルフケアとして、お灸を毎日することも提案させていただいています。
そのツボは「三陰交」という足にあるツボです。足のムクミや疲れをとる効果もあります。
お灸のやり方や注意点、効果などを細かく指導します。
また、東洋医学による妊娠中の過ごし方についてもサポートさせていただきますので、ぜひご相談ください。
逆子についての解説動画
逆子についてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
出産が心配な逆子(骨盤位)、出産までに無理のないよう矯正されるといいですね。
現在、逆子と診断されてお悩みの方は、ぜひ一度「ホンモノ」の東洋医学の鍼灸が受けられる東洋はり灸整骨院にぜひご相談ください。
安全な出産、嬉しい赤ちゃんとの対面になるよう、全力でサポートさせていただきます。
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・逆子でお悩みの方へ (公式HP)