「虫歯が無いのに歯が痛い」非定形型歯痛について
歯の痛みは辛いものです。
歯の痛みがあると、集中力や明るい気持ちが損なわれ、仕事や勉強の効率がぐっと落ちてしまいます。
虫歯や歯肉炎など、歯医者で治療できる原因があり、それを治療して治るのであれば問題はありません。
しかし、歯の痛みの中には、「虫歯が無いのに、歯が痛い」という状態があるのはご存知でしょうか?
この状態は、「非定形型歯痛」と言います。
今回は、この非定形型歯痛は東洋医学の鍼灸でも改善できる!ということについてお話させていただきます。
非定形型歯痛とは
歯の痛みを自覚したとき、真っ先に向かうのが歯科ですね。
口腔内の観察、レントゲン、歯科用CT、歯肉検査で検査を行います。
しかし、見た目や各種の検査で虫歯、歯肉炎、歯の神経に異常がないにもかかわらず、痛みを感じている人がいると言われています。
頻度ははっきりと分かりませんが、知り合いの歯科医に聞いてみると、経験したことがあるという事でした。
虫歯や神経に障害が無いのに歯が痛い、となると基本的に歯科では治療ができません。痛み止めの内服薬を処方して経過観察する以外に方法が無いのです。
西洋医学の非定形型歯痛治療
原因が分からないまま、痛み止めの内服薬を処方するのが一般的です。
また、症状が続く場合は、精神的な問題と判断されて精神科の受診を勧められたり、抗うつ剤や抗不安剤を処方されることがあります。
しかし、薬にはすべて副作用があります。まして、原因が分からないまま対症療法の薬を飲み続けて身体に良いはずがありません。
そもそも精神が病んでいるという診断も疑問です。
東洋医学の非定形型歯痛へのアプローチ
一方、東洋医学では西洋医学で原因不明と言われた痛みにもアプローチ可能です。
「ツボ・経絡」という「見えない物」を扱って治療します。
「見えない病」とは、西洋医学では器質的に異常がなく、原因不明と判断された苦痛な症状を指します。
東洋医学は「見えない物」を扱って治療する「視えない病」の治療を得意としています。
そのため、「非定形型歯痛」の治療も可能なのです。
「大腸経・胃経」という経絡を使う
東洋医学には、「不通則痛」という言葉があります。これは、「通っていないと、痛みを出す」という意味です。
つまり、歯・歯茎を巡る経絡である「大腸経・胃経」に巡りが通らないと痛みという苦痛な症状を感じるようになるのです。
非定形型歯痛の動画解説
非定形型歯痛について、Youtubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
非定型歯痛には東洋医学の鍼灸の効果は期待できますので、原因不明と言われた方にも希望を持っていただけたら嬉しいです。
全身の経路の異常は、局所だけでなく全身に作用します。そのため、非定型歯痛の方は、歯の痛みだけでなく何か他の症状を持ち合わせている事がほとんどです。全ての症状を治す治療をしていくことで、ほとんどの患者さんが改善しくでしょう。
非定型歯痛でお悩みの方、ぜひ東洋はり灸整骨院へ来店し、症状についてご相談下さい。
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