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肩こりのツボ 合谷(ごうこく)-鍼灸師が教える簡単セルフケア

肩こり
この記事は約 4 分で読めます。

東洋はり灸整骨院の石丸です。

肩こりに悩む方はとても多く、東洋医学専門の鍼灸院である東洋はり灸整骨院にもたくさんの患者さんが来られます。

「マッサージで揉んでもらっても一時的に症状が良くなるだけ。」

「常に肩こりがあってしんどく感じている。」

とお悩みの方も多いですね。

そんなときはぜひ今回ご紹介する合谷を刺激してみてください。

肩こりのツボは一つではありませんが、その中でも有名なツボの一つが合谷です。

肩こりの症状に悩まされている方は、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

石丸昌志

合谷の正しい位置と刺激方法

合谷

ツボの位置を正確にとらえることを「ツボを取る」と表現します。

この「合谷」というツボの取り方ですが、名前の通り人差し指と親指の間の合わさった谷のところにあります。

人差し指と親指の間を反対の手でつかむようにして刺激します。

人差し指と親指の真ん中に取る、と紹介している本や動画がありますが、正確には人差し指上にあります。人差し指の骨のライン上にあるということですね。人差し指の骨と親指の骨のあわさったところではなく、少し人差し指側の骨の際に取ってください。

その骨の際を、小指に向かってぐっと押すと程よく刺激を感じるところがあり、そこが「合谷」になります。ここをぐりぐりと刺激しながら首を左右やいろんな方向に動かしてみると、首などの動きが良くなり、肩が軽くなってくると思います。

動画でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

合谷の意外な効能

「合谷」というツボは、肩こり専門のツボではありません。実は「喉の痛み」「歯の痛み」などの症状にも有効とされているツボなのです。

「風邪ひいて喉が痛い」そんな時はこのツボを刺激すると喉の痛みは軽くなっていきます。また、虫歯がないのに歯が痛いときにも使えます。

こららの症状以外では、ものもらい・顔面神経麻痺の治療時にも使う時があります。

ただし、顔面神経麻痺やものもらいなどの症状の全てが「合谷」を押していれば治るというわけではありません。気になる症状がある場合は鍼灸院に行っていただき、きちんと症状を確認してもらい治療を受けましょう。

セルフケアのツボ刺激は対症療法?

「合谷」を含めた肩こりに有効とされるツボを自分で刺激するだけで、肩こりを完治させようと思うとやはり難しい面もあります。あくまでも対症療法として、ツボを自分で刺激してみることをオススメします。

逆にいうと、これは「根本治療」ではないということです。

では、東洋医学が考える肩こりの根本治療とはどんなものでしょうか?

東洋医学は体を包括的にみる

全身

肩こりの根本的な治療の一つとして、東洋はり灸整骨院では、最初に患者様の肩こり以外の症状を確認していきます。肩だけをみるということはありません。

例えば、

・生理痛、生理不順、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症などの婦人科疾患があるかどうか?

・どんなことに困っているか?

・手足が冷え、手に汗をかきやすい

・逆流性食道炎、鼻炎、花粉症、頭痛などの症状はないか?

などのその他の症状もみていきます。

肩こりに悩む患者さんのうち、「本当に肩だけ調子悪い」という方は少なく、その他の症状を併せ持っていることがほとんどなのです。

そういった症状を包括的に見て治していくことが­、肩こりの根本治療なのです。肩こりの不快な症状を取り除き、肩こりになりにくい体を作ることが目標と言えます。

まとめ

東洋はり灸整骨院 石丸昌志

いかがでしたか?

場所を選ばず簡単に自分で刺激できるツボ「合谷」をご紹介しました。ぜひ自宅や職場、通勤中などに刺激してみてください。

そして、根本原因からの改善を希望される場合は、東洋医学の鍼灸を受けていただくことをおすすめします。

もちろん東洋医学専門の東洋はり灸整骨院にもご相談ください。肩こりの症状を改善し、肩こりになりにくい体作りをサポートいたします。

 

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ライター紹介 ライター一覧

石丸昌志

石丸昌志

・合同会社 東洋医学研究所 代表
・志鍼塾 塾長

町田本院 院長の石丸昌志です。私どもは症状の改善という事実を通して、東洋医学の素晴らしさを世の中に伝えていきたい。その一念に人生をかけてまいりました。

鍼灸は、お一人おひとりが本来持っている自然治癒力を高めるものです。我々は今後も、「お悩みが解決する鍼灸とアドバイス」を実践してまいりますので、どうぞご期待ください。

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