水の飲みすぎは百害あって一利なし?【東洋医学の視点から考察】
東洋はり灸整骨院の石丸です。
皆様は、1日にどのくらいの水分を摂っていますか?
「日に1.5ℓから2ℓ程度は水を飲んだ方が良いと勧められた」という話は、東洋はり灸整骨院に来られる患者様からもよく聞きます。
このような話は、皆様も一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
体内の約80%は水なので、新しい水が入れば古い水は排出され、体が綺麗な水で保たれるというのが西洋医学の考えのようです。
また、結石を持っている患者さんは水を飲むと出せるとか、メニエール氏病の患者様も病院で水を飲むよう指導されることがあるようです。
そこで本日は、水をたくさん飲むのは本当に体に良いのかということについて考えたいと思います。
東洋医学的な考え方は「飲み過ぎはNG」
東洋医学的な考えでは、例えばさきほどのメニエール氏病の人でも、水は飲まない方が良いと考えます。
結石の患者様も、特殊な瞬間は除いて基本的には飲まない方がいいと思います。水は喉が渇いた時だけ飲めば十分です。
喉の渇きは水分が必要だという体からのサインで、喉の渇きに関係なく水を飲むと、余分な水が体に溜まります。
その余分な水を無理やり出そうとすると、腎臓に負担がかかってしまうのです。
メニエール氏病の治療は、東洋医学では腎臓のツボを使います。
つまり、腎臓に負担がかかることは良くないという考え方ですね。
また健康な方でも水の飲み過ぎは体も冷えますし、腎臓に負担もかかりますので体にはあまり良くないと考えています。
水の飲みすぎについて 解説動画
本記事の内容について、私がYoutubeにてお話させていただいた動画もございます。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
本日は、「水の飲みすぎは百害あって一利なし!」について、お話しさせていただきました。
上述しているこれらの意見は東洋医学的な視点です。
西洋医学的、科学的な視点の方からすれば間違っているように見えるかもしれませんが、あくまでも西洋医学の考えか、東洋医学の考えか、というお話です。
もちろん、体の中の水分を入れ替えるという考えも分からなくはないですが、東洋医学的な考え方をすれば、飲み過ぎは体の冷えにつながってしまうので避けたいところです。
(冷えは、さまざまな体の不調につながってしまうからです。)
ご自身の健康のためにも、どちらの考えが合うか一度生活を見直してみてはいかがでしょうか。
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